cheerful*tearful

瑠璃の日常と欠片でできている日記のようなもの。

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August 19, 2009

中判はじめました

富士フイルムの GA645 Professional という中判カメラを譲っていただくという幸運に恵まれて、最近はそちらでちょこちょこ撮っています。しかも、取説、ケース、ストラップ付きで完璧。

何が素晴らしいって、やはりその撮像面の大きさでしょう。ブローニー (120) という、所謂「フィルムカメラ」で使用する 35mm フィルムよりも大きなフィルムを使用します。同じフィルムを使用しても、カメラによって撮影できるフォーマットは異なりますが、この GA645 は型番が示すとおり 6×4.5 (cm) というフォーマットで撮影できます。6×4.5 はブローニーの中では小さいフォーマットですが、それでも撮像面積は 35mm フィルムの 2.7倍もあります。機材やフォーマットの種類で写真の善し悪しが決まるわけではないですが、単純計算で、同じサイズでプリントしたり、同じ解像度のデジタルデータにした場合、元の面積が大きい方が画質は良くなるのは当然のことですね? その良質な写真が、コンパクトカメラ並に、シャッターを押すだけで簡単に撮れてしまうのです。素晴らしい。

レンズは単焦点の 60mm/F4 で一見「長い」という印象があるのですが、35mm 換算では約 37mm となり、スナップにちょうど良い画角です。定評のあるスーパーEBCフジノンレンズですから、写りも文句なし。最短撮影距離は 0.7m なので私がよく撮っているような「花のアップ」のような写真は撮れませんが、街歩きのお供にはちょうどよい感じです。815g もあるので少々重いですが。(汗

これまでにリバーサルで 3本ほど撮影しましたが、等倍で見る限り AE も優秀なようで、プログラム AE で露出を大きく外している写真もありません。AF についてはルーペで見ていないので何とも言えませんが、こちらも大きく外しているものはないです。ただ、被写体が小さめだとたまに抜けてしまうようです。ファインダーの中心をしっかり目標に合わせればそれほど外すこともなさそうですし、ファインダー内に測定距離も表示されるので、 目測と大きくずれていたら大体気づきます。日時や撮影データをコマ外に記録できるので、あとから整理するのも大変楽です。

本当ならこのカメラの話は撮影した写真を紹介しつつ書きたかったところですが、中判をお店でスキャンしてもらうとアホかというほどコストがかかるので、スキャナを購入するまでしばしお待ちください。そんなわけで、ネガだと肉眼で見ても楽しめないのでポジで撮って現像したものを眺めてニヨニヨしている日々なのです。

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